【ヨガをライフスタイルに】心と体を整えてストレス社会を乗り切ろう

インターネットの普及やAI(人工知能)の登場によりますます高度情報化が進む一方、競争社会や管理社会でストレスを抱え込み心身に不調をきたす人が増えています。ヨガは「人間としての正しい生き方を求める」ことを目的にしており「ココロとカラダをすこやかにする」よう伝授されています。ストレス社会を生き抜くため、ヨガを生活に取り入れるにはどうしたらよいのでしょうか。ここではヨガの目的や期待できる効果、そしてヨガをライフスタイルにするための考え方や方法について説明します。

1.ヨガによる医学的な効果

谷町

ヨガの起源は4500年前(紀元前2500年)頃のインダス文明から生まれたとされます。「ヨガ」はサンスクリット語で「つながり」を意味するように、長い歴史のなかで「自己を見つめ、心身を宇宙や神と一体化させる」ことを目的とするようになりました。現代ではヨガを行う際に「瞑想」、「ポーズ(アーサナ」、「呼吸法(プラーナヤーマ)」の三大要素を大切にしています。

呼吸法の基本となる腹式呼吸を行うと横隔膜の上下運動により背骨のなかを通る延髄にある自律神経を調整することで不調改善につながり、さらにヨガ特有のポーズによって呼吸筋をストレッチすることで肺が広がって呼吸が深まり血液の巡りがよくなります。また瞑想してリラックスすればストレスが軽減します。その結果、体重減少と肥満解消やコレステロールと血糖値の低下、慢性的な腰痛の改善など医学的効果が期待できます。

さらには循環器系の疾患についてヨガの研究が行われています。『厚生労働省eJIM(イージム:「統合医療」情報発信サイト)』で「ヨガライフスタイル介入によって冠動脈の動脈硬化にどのような効果が得られるかを調べる」研究を紹介しており「ヨガライフスタイルの導入は冠動脈疾患の患者の動脈硬化の進行を遅らせ、後退を早める…」(9.循環器系の疾患 (I251 冠動脈疾患)より)と報告されています。

このようにヨガをライフスタイルにすることで不調改善や健康増進を期待できることは分かりますが、ではどのような生活を送ればよいのでしょうか。

2.ヨガの基本“呼吸法”を体得する

谷町

誰でも生きるために呼吸しますが、ヨガでは意識して呼吸法を行うことにより「瞑想」と「ポーズ(アーサナ」の効果を引き出します。はじめに覚えるべき基本と言えるでしょう。

ヨガの呼吸は基本的に鼻から吸って鼻から吐きますが、やりにくければ口から吐いてもかまいません。ただし吸うときは必ず鼻からにしてください。これは鼻で息を吸うとは鼻毛や粘膜により空気中のホコリを取り除くことができるのに対して、口で吸うとウイルスや細菌が直接体内に入ってしまうからです。

片鼻呼吸や胸式呼吸など呼吸法によって期待できる効果も違いますが、いずれにしろ細く長くゆっくり呼吸することが大切です。ここでは最も代表的な腹式呼吸のやり方を説明します。

腹式呼吸は息を鼻から吸いながらお腹を膨らませ、鼻または口から息を吐きながらお腹を凹ませる呼吸法です。これは横隔膜が下がった時にお腹が膨らみ,横隔膜が上がってお腹が元に戻るからで、呼吸自体は肺で行っています。

よく紹介されるやり方に、鼻から4秒ほど息を吸ってから一瞬止めて、次に鼻または口から細くゆっくり7秒ほどかけて息を吐くという方法があります。

呼吸をしながら瞑想していて雑念が浮んでも気にせずに続けましょう。ヨガでは雑念への意識を呼吸に向けるという教えもあるように雑念を払おうとせず自然に任せることです。

呼吸法を覚えれば、自宅で朝起きた時や寝る前、通勤時や仕事の合間などいつどこでも思いついた時に行えます。また学校の試験や会社の面接、会議などストレスを感じそうな時は前もって呼吸法をしておくことで落ち着く効果があります。

3.ヨガを生活に取り入れた過ごし方

谷町

ライフスタイルは人それぞれであり、必ずそうしなければならないというわけではありません。ここでは参考として一例を紹介しておきます。

ヨガを行う際に効果的な時間帯は朝と夜、起床後と就寝の2時間前とされます。

朝:起床したらまず窓を開けて朝日を浴びましょう。さらに新鮮な空気を深呼吸して肺に満たし、部屋にも取り込むことによりすっきり目覚めることができます。

顔を洗う際に、体温と同じ程度に温かい白湯を飲んで胃腸を整えて老廃物の排出を促します。そこから軽く体を動かしてから、安座で5分ほど呼吸法を行います。相手がいなければ自分に向けて「おはようございます。今日も元気で頑張りましょう」と声を出してあいさつすることで「活動」のスイッチが入ります。

夜:就寝前に歯磨き、洗顔、入浴して心身を浄めます。入浴後すぐにヨガを行うのは体の負担になるので注意が必要です。少し時間を置いてから安座して呼吸法を5分ほど行えば、自律神経を整えてリラックスできます。就寝時は穏やかな気持ちで「おやすみなさい」とあいさつして、一日を振り返りながら気持ちを明日に向けることで質の高い眠りにつけます。

食:ヨガにおける食生活はさまざまな考え方があるので、試してみて自分に合ったやりかたを見つけるしかありません。たとえば「肉や魚は控え、植物性の食材をメインにする」、「加工されていない自然本来のものを食べる」といったこだわりからコンビニで食材を買わない生活を送るケースもあるようです。

そこまでは無理だとしても「感謝してゆっくり味わいながら食べる」、「腹八分目に抑えて食べ過ぎない」という程度ならば実践できるのではないでしょうか。ヨガとともにインド哲学の歴史から生まれたアーユルヴェーダには「腹八分目で医者いらず、腹六分目で老いを忘れ、腹四分目で神に近づく」という教えがあるとされます。アーユルヴェーダでは食に関する教えが多く、ヨガとともにライフスタイルに取り入れている人もいます。

4.形から入るヨガのライフスタイル

谷町

海外セレブをはじめ日本でもモデルや芸能人がヨガをライフスタイルにしています。その姿をインスタグラムなどで見てヨガに興味を持つ人も少なくありません。ヨガの三大要素や食生活を紹介しているだけでなく、おしゃれな暮らしぶりも参考になります。

ネットではファッショナブルなヨガウェアやヨガマットまで見かけるようになりました。またヨガを題材にしたコメディ映画なども作られているので、初心者でも気軽にヨガのことを知ることができます。今の時代は形から入ることもヨガをライフスタイルにするきっかけになっているようです。

5.コンセプトに合うヨガスタジオが大阪・谷町線沿いに

谷町

初心者の場合は手探りでヨガを生活に取り入れようとするよりも、ヨガ教室やヨガスタジオで基本を教わった方が早いかもしれません。ネットで調べるといろいろなヨガスタジオがあるなか、たとえば大阪メトロ谷町線沿いにはおしゃれで研究熱心なヨガスタジオが集まっているようです。

体に大きな負担をかけずヨガを行える常温ヨガのスタジオも多く、なかには「ヨガをライフスタイルに」をコンセプトに掲げたスタジオもあります。このように近くのヨガスタジオを調べて自分に合ったところを見つけるとよいでしょう。

まとめ

谷町

以上、ヨガがストレス社会を乗り越えるために効果的であり、ヨガをライフスタイルにするにはどのような準備が必要かについて説明しました。最後までご覧頂き誠にありがとうございます。ヨガをライフスタイルにする参考になれば幸いです。